【2025年最新】家の防犯設備ガイド|新築・後付け対策で家族と財産を守る!
2025.08.19
2025.08.19

「押し込み強盗」や「SNS強盗」など、住宅を狙った凶悪な犯罪のニュースが後を絶ちません。在宅中であっても危険に晒される可能性がある今、「うちだけは大丈夫」という考えは非常に危険です。
まずは、データから住宅侵入犯罪のリアルな実態を見てみましょう。
警察庁の統計によると、住宅を対象とした侵入窃盗の侵入手段で最も多いのは、意外にも鍵のかけ忘れである「無締り」(むじまり)。次いで、窓ガラスを破壊して侵入する「ガラス破り」が続きます。
■ 住宅対象侵入窃盗の侵入手段(令和5年)
このデータからわかるように、日々の施錠という基本的な対策と、窓の防御力を高めることが、いかに重要かが見て取れます。
この記事では、これらの手口に対抗し、大切な家族と財産を守るための最新防犯設備を、「新築・リフォーム時に組み込むべき対策」と「後からでもできる対策」に分けて、具体的に解説します。
目次

最新設備を紹介する前に、防犯の普遍的な基本原則を知っておきましょう。プロの侵入犯は、侵入に5分以上かかると約7割が諦めると言われています。彼らが嫌がる家には、4つの共通点があります。
これから紹介する設備は、すべてこの4つの要素を強化し、侵入犯に「この家はリスクが高い」と思わせるためのものです。
家の設計段階や大規模リフォーム時にしか導入できない、あるいはその方が効果的・経済的な設備です。後から後悔しないために、必ずチェックしましょう。
侵入手段で多い「ガラス破り」に最も効果的な対策です。2枚のガラスの間に強靭な特殊フィルムを挟み込み、ドライバーなどによる打ち破りやこじ破りに強い抵抗力を発揮します。
窓の外側を物理的に覆うことで、ガラス破りへの挑戦すら困難にします。不在時や就寝時の安心感が格段に向上し、台風などの自然災害対策としても有効です。
玄関はピッキングに強い鍵を2つ設置する「ワンドア・ツーロック」が基本です。さらに最新の玄関ドアは、防犯性と利便性を飛躍的に向上させています。
窓やドアに設置したセンサーが異常を検知すると、大音量の警報で侵入者を威嚇し、同時に警備会社へ自動通報。契約に基づきガードマンが駆けつける、究極の安心サービスです。
新築時に配線を壁内に隠す「先行配線」を行うことで、外観を損なわずにカメラやライトを最適な位置に設置できます。電源供給が安定し、後付けのようなバッテリー切れの心配もありません。
大掛かりな工事が不要で、賃貸住宅でも導入しやすい対策です。新築の方も、既存の対策をさらに強化するために活用できます。
Wi-Fiに接続し、スマートフォンでいつでもどこでも家の様子を確認できるカメラです。価格も手頃になり、導入のハードルが大きく下がりました。
玄関ドアの内側の鍵(サムターン)に両面テープなどで取り付けるだけで、現在のドアをスマートロック化できます。工事不要なので賃貸住宅でも安心です。
低コストながら効果は絶大です。窓が開けられたり、ガラスの破壊による振動を検知したりすると、大音量の警報が鳴り響き、侵入者を驚かせます。また、クレセント錠(窓の鍵)の上下に補助錠を追加することで、侵入にかかる時間を大幅に稼げます。
④【音】防犯砂利
家の周りの死角になりやすい場所に敷き詰めるだけで、踏むと「ジャリジャリ」と大きな音(76デシベル以上)が出る特殊な砂利です。原始的ですが、侵入者が最も嫌う「音」を手軽に発生させられる、非常に効果的な対策です。
「この家は防犯意識が高い」と視覚的にアピールし、侵入ターゲットから外させる心理的効果を狙います。本物のカメラやホームセキュリティと組み合わせることで、さらに効果が高まります。

どんなに優れた設備を導入しても、日々の油断が侵入の隙を与えてしまいます。「無締り」が侵入手口の1位であることを忘れずに、以下の習慣を心がけましょう。
住宅の最新防犯設備について解説しました。 完璧な防犯対策というものは存在しませんが、複数の設備や対策を組み合わせる「多重防御」の考え方で、泥棒が侵入を諦める家にすることは十分に可能です。
【対策のポイント】
何から手をつけるべきか迷ったら、まずはハウスメーカーの担当者や、セキュリティの専門家に相談し、自宅のリスク診断をしてもらうのも良いでしょう。
この記事が、あなたとあなたの大切な家族を守るための、最適な防犯計画を立てる一助となれば幸いです。
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