憧れの注文住宅。フルオーダー・セミオーダー・規格住宅の違い
2024.12.11
2024.12.11
目次

家づくりを考えるとき、多くの方が「理想の住まい」を夢見ます。
そのような夢を叶える手段として注目されているのが注文住宅です。
近年は、家族構成やライフスタイルが多様化し、それぞれのニーズに合った住まいづくりが求められています。
一般的な注文住宅は「フルオーダー住宅」になりますが、その他にも「セミオーダー住宅」「規格住宅」など大きく分けると3種類あり、それぞれ特徴やメリットが異なります。
それぞれの住宅形式の特徴や違いは初めての方には分かりにくいかもしれません。
そこで本記事では、自分に合った住宅スタイルを見極めるために、それぞれの特徴と建設期間や費用、向いている人についてフルオーダー・セミオーダー・規格住宅の特徴について詳しくご紹介します。
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まずフルオーダー住宅は、設計から内装・外装に至るまで、建築法の範囲内で自由に決められる住宅形式です。
建築士やデザイナーと一緒に一から設計するため、細部にまでこだわった理想の住まいを実現できます。
自由度の高さが魅力ですが、設計や施工に時間がかかり、費用も高額になるため、予算や時間に余裕が求められます。
また、打ち合わせが多いため、家づくりに積極的に関わる必要があります。
次にセミオーダー住宅は、基本となるプランやデザインが決まっている中で、一部を自分好みに変更できる住宅形式です。
例えば、間取りや外壁・内装の一部を選択・アレンジすることができます。
フルオーダー住宅に比べて自由度は低いものの、コストや施工期間を抑えつつ、ある程度の個性を反映させた住まいをつくれる点が魅力です。
最後に規格住宅は、あらかじめ決まったプランやデザインをもとに建てられる住宅形式です。
設計や仕様が標準化されているため、コストを抑えられるだけでなく、施工期間も短縮されるのが大きなメリットです。選択肢が限られるのでデザインや間取りの自由度は低くなりますが、打ち合わせが必要な項目も少ない為、着手までの時間の短縮が可能なのでシンプルで費用や時間のコストを抑えて機能的な住まいを求める方には適しています。

住居を建てる際は予算や完成までの時間も選ぶ際の重要な要素になります。
先ほど簡単に触れましたがフルオーダー、セミオーダー、規格住宅の3つには、それぞれ建築費用や施工期間が大きく異なります。どの形式を選ぶかによって住まいの満足度や費用対効果も変わり、ご自身にあった住宅の形式を選ぶことが非常に重要です。
よってここではそれぞれの費用相場と施工期間について比較します。
フルオーダー住宅は一から設計し、細部までこだわることができるため、コストが高くなる傾向があります。
・一般的な坪単価
70万円~100万円ほど
・住宅本体価格(木造住宅の場合)
2,100万円~3,000万円ほど
・特殊設備やオーダーメイドキッチンを含む場合
3,300万円~5,100万円ほど
・設計と打ち合わせの期間:約5か月
・建築工事期間:約6か月~1年
施工期間は全体で1年以上かかることが多く、自由度の高さが影響しています。
セミオーダー住宅は基本的なプランをもとにカスタマイズする形式で、比較的リーズナブルな価格で自由度も保てます。
・一般的な坪単価
60万円~90万円ほど
・住宅本体価格(木造住宅の場合)
1800万円~2700万円ほど
・設備や内装にこだわる場合
2800万円~4700万円ほど
・設計と打ち合わせの期間:約3か月~4か月
・建築工事期間:約4か月~6か月
セミオーダー住宅の場合、選択する範囲が決まっているため打ち合わせが簡略化され、半年から10か月程度で入居が可能です。
規格住宅は、住宅プランがあらかじめ決まっているため、フルオーダー住宅やセミオーダー住宅と比べてコストも工期も抑えやすいのが特徴です。
・一般的な坪単価
50万円~80万円ほど
・住宅本体価格(木造住宅の場合)
1500万円~2400万円ほど
・打ち合わせの期間:約1か月~2か月
・建築工事期間:約3か月~5か月
設計が事前に決まっているため、打ち合わせが最小限で済み今回の3つの選択肢の中でも最も安く・早く完成まで進めることが出来るでしょう。

品質や長期的なコストも考慮しながら自分に合った住宅タイプを選ぶことで、理想に近い住まいを実現できます。
最後にそれぞれの住宅タイプに向いている人をこれまでの解説をまとめましたので、ご自身に合った住宅スタイルを見極める参考にしてください。
フルオーダー住宅は、すべての設計において自由な選択が可能なため、特に以下のような人に向いています。
・完成までの時間や予算に余裕があり、デザインや機能に強いこだわりがある人
・長く住む予定で、理想の住まいを実現したい人
・将来のライフスタイルの変化を考慮したい人
セミオーダー住宅は、自由度と手軽さのバランスが取れているため、以下のような人に適しています。
・リビングやキッチン・間取りなどこだわりの範囲が限定されている人
・予算を抑えながらも個性を出したい人
・家づくりにかける時間が限られている人
規格住宅は、自由度よりもコストや手軽さを重視する人に適しています。
・コストを抑えて家を持ちたい人
・早く新居に入居したい人
・こだわりよりも安定した品質を求める人
最後にフルオーダー住宅の施工事例を紹介します。
設計自由度の高いこだわりの注文住宅を建てたい人は、ぜひ参考にしてください。
フルオーダーの住宅では、下記の写真のようになんと車が見えるリビングを作ったりすることができます。

(施工事例:【建築家と建てる家】愛車と海が見える平屋ガレージハウス)
下記は、夫婦の夢であったこだわりのヨーロピアンテイストで理想の家を建てた事例です。

(施工事例:夫婦の夢である“吹抜けとビルトインガレージ”を実現したヨーロピアンテイストの3階建て)
フルオーダー住宅では、下記のようなのスキップフロアのある間取りも可能です。

(施工事例:開放的な玄関ホールとスキップフロアのある家)
家づくりは人生の中でも重要なイベントです。
理想の住まいづくりをお考えの方は、ぜひイエタッタへご相談ください。
大阪・京都・奈良・兵庫・和歌山で理想の注文住宅を作るお手伝いをさせていただきます。